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2026.05.15

「相談したいこと」は、支えるためだけに使います

当院の面談シートには「相談したいこと」という欄があります。

ここに書かれたことは、支援のためだけに使います

今回は、なぜそこまではっきり決めているのかを書きます。

相談と評価を、別の場所に置いています

多くの職場では、困ったときに相談する相手と、評価をする相手が、同じ人です。

その構造のままだと、相談するときに少し考えてしまいます。

しんどいと言ったら、どう受け取られるだろうか。分からないと言ったら、どう思われるだろうか。

こう考えるのは、慎重で誠実な方ほど自然なことだと思います。

ですから当院では、この2つを別の場所に置きました。

相談として出されたことは、支援のための情報として扱います。評価は、別の材料で行います。

そうしておくと、相談は「言うかどうか迷うもの」から「言えば動くもの」に変わります。

気持ちよく言っていただくための仕組みです

当院のValueのひとつに「我慢しない ── おかしい・しんどいは、必ず言う」があります。

これを気持ちよく実行していただくには、言えば良いことが起きるという実感が要ります。そこを担保するための決まりです。

書いていただいて嬉しいこと

たとえば、こういうことです。

  • 手が回っていないこと、時期的に余裕がないこと
  • この手順は分かりにくい、順番を変えたほうがよさそうだと感じること
  • もう一度説明してほしいこと
  • やりとりのなかで、気になっていること

どれも、そのまま書いていただいて大丈夫です。こうしたことが出てくる月ほど、組織は良くなります。

出されたことは、どこへ行くのか

相談として出された内容は、多くの場合、仕組みを見直す材料になります。

手順が分かりにくいのなら、手順書を直します。

時期的に厳しいのなら、割り振りを見直します。ひとりに寄っているのなら、分けます。

当院は、人の頑張りではなく仕組みで回る組織を目指しています。

ですから、出していただいた相談は、仕組みを直す入口として扱います。そこがいちばん、早く効くからです。

制度として、文字にしてあります

最後に、これは私たち自身への約束として書いておきます。

「支援のためだけに使う」というお約束は、口頭ではなく、制度として文字にしてあります

文字にしてあるものは、担当者が代わっても、時間が経っても、そのまま残ります。

安心して書いていただける欄を、これからも守り続けます。

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