News
お知らせ
2026.03.18
4つのValueは、迷ったときの行動の順番です
当院のValueは4つあります。
① 我慢しない ── おかしい・しんどいは、必ず言う
② まずやる ── 完璧を待たず、動く
③ できる方法を探し続ける ──「できない」で止まらない
④ 仕組みにする ── 人の頑張りで解決せず、だれにでもできる仕組みに落とす
気づかれたかもしれませんが、この4つには「誠実であれ」「感謝を忘れずに」といった心構えが1つも入っていません。
全部、行動で書かれています。
① 我慢しない
これが1番目にあることが、当院のValueのいちばんの特徴です。
理由は単純です。仕組みで回す組織にとって、現場の「おかしい」が唯一の改善スタートだからです。
手順に無理があること、動線が悪いこと、誰かに負荷が寄っていること。
それを知っているのは、その場にいる人だけで、言えないのは経営陣が我慢させているだけ。
つまり我慢は、当院では美徳ではなく、情報の遮断として扱われます。
黙って耐えている人がいる状態は、組織が直すべき箇所を見失っている状態です。
もっとも、「言え」と言われただけで言える人はいません。
言っても損をしない構造が要ります。
だから当院では、1on1の「相談したいこと」欄を評価に一切使いませんし、ミス・ヒヤリの報告は絶対に減点しません(それぞれ5月・6月の記事で詳しく書きます)。
「我慢しない」は、性格の話ではなく、制度とセットの話です。
② まずやる
完璧な準備が整うまで待たない、という意味です。
多くの職場で物事が進まないのは、能力が足りないからではなく、「これは誰が決めるのか」を全員が待っているからです。当院では、まず動く。動いた結果を持って相談する。順序をそちらにしています。
ただし例外が1つあります。
医療安全だけは、コストにも効率にも売上にも優先します。
「まずやる」は、確認すべき安全確認を飛ばす免罪符ではありません。
③ できる方法を探し続ける
求められるのは、「この条件ならできる」に変換して戻すことです。
全部は無理でもここまでならできる、来月ならできる、この工程を削ればできる。
AIに相談するのも、この「探し続ける」の手段の1つです。
④ 仕組みにする
1回やってうまくいったことを、そのまま自分の頭の中に置いておくと、それは属人化になります。
手順にする、チェックリストにする、フォーマットにする。そこまでやって、1つの仕事が終わりです。
面倒な作業に見えますが、実際には自分を守る作業です。仕組みにしておかないと、その仕事は永久に自分に返ってきます。
そしてこれは、Visionの「人の頑張りではなく」と同じことを、個人の行動レベルで言い直したものです。
順番の意味
4つを並べると、1周のサイクルになっています。
言う(①)→ 動く(②)→ 粘る(③)→ 残す(④)
おかしいと言われたことに、まず手をつけ、できない理由で止まらず、直したやり方を次の人が使える形にして置いていく。ここまでで1周です。
新しい業務に当たったとき、判断に困ったとき、この順にあてはめてみてください。
だいたいのことは、これで決まります。